戦国武将・山内一豊がまだ小禄だったとき妻が用意した金で立派な馬を手に入れ、それが出世のきっかけになったという話であった。講談と言うのは、短い話を膨らませておもしろおかしく伝えるのだそうだ。今回の話も、これだけの内容を20分くらいかけて話していた。
午前と午後、同じ内容で2回の講談を聞いたが、内容は同じでも表現が微妙に違っていることに気づいた。文章を覚えて話しているのではなく、内容を理解してそれを聞かせるために言葉を紡ぎだしているという印象があった。
最後に、軽くビールでお疲れさん会をやったのだが、その席でも人をそらさない素敵な対応ができる人だった。夏には怪談話もやるそうなので、今度はお寺の本堂を暗くして怪談を聞きたいと思った。