▶金沢区釈尊奉讃会の日帰りバス旅行に参加
下記の通り、バス旅行に初めて参加しました。長生寺からは1名でしたが、他の寺院の方とも交流ができて楽しいバス旅行でした。可睡斎は、火防信仰の総本山である秋葉総本殿ということで、火の神様を祀っているのですね。江戸時代には、大道からも町内の代表者が秋葉神社にお参りに行っていたそうです。川町内会では、今でも行っていると聞きました。
可睡斎のトイレは立派でしたね。「トイレの神様」として知られる「烏蒭沙摩明王(うすさまみょうおう)が祀られていました。神様に見られているということで落ち着きませんでした。でも、トイレは、健康のためには欠かすことが出来ないところですから大切にしたいですね。でも、大の方は、ほとんど和式でちょっと困りました。
精進料理をいただきましたが、肉や魚はありませんでしたが、全部食べたらお腹がいっぱいになりました。若い人は物足りないかもしれませんね。箸受けにこんなことが書いてありました。
【五観の偈(食事訓)】
・ひとつには功の多少を計り、彼の来所を量る。
・ふたつには己が徳行の、全缺を付って供に応ず。
・みつには心を防ぎ過を離るる事は、貪等を宗とす。
・よつには正に良薬を事とするは、形枯を療ぜんが為なり。
・いつつには成道の為の故に、今此の食を受く。
【五観の偈(超訳)】
1.感謝する
この食事がここに届くまでに、どれほど多くの人々の働きや自然の恵みがあったかを思う。
2.自分を振り返る
自分の行いを振り返り、この食事をいただくに値する生き方をしているかを考える。
3.欲張らない
むさぼりや怒り、愚かさなどの煩悩に支配されないよう心を慎む。
4.健康のために食べる
食事は楽しみや贅沢のためではなく、身体を養い健康を保つための良薬としていただく。
5.より良く生きるために食べる
仏の教えにかなった生き方を実践し、人として成長するために、食事をいただく。
法多山は、石段をだいぶ上った所にありました。みなさん、足腰が強いですね。私は、石段でなく、なだらかな道の方を歩いて上りました。大きな杉の木や苔むした石像などがありいい雰囲気でした。百畳敷の部屋もありお寺の大きさに驚きました。
本堂の前に、相互供養(そうごくよう) と 相互禮拜(そうごらいはい) と書かれた柱がありました。このことについて住職にお話していただきました。
相互供養とは、人は一人で生きているのではなく、お互いに支え合い、お互いを生かし合っている存在であるということ。という意味です。
例えば、
親は子を育てるが、子は親に生きる喜びを与える
教える人は学ぶ人によって成長する
地域の人々は互いに支え合う
このように、一方的に与える者と受ける者がいるのではなく、互いに供養し合う関係にあるという考え方です。
相互禮拜とは、お互いの中に仏性や尊い命を認め合い、敬い合うこと。単に頭を下げることではなく、相手の尊厳を認めることです。自分が尊い存在であるように、目の前の人もまた尊い存在であると見るのです。
高齢者も、子どもも、障害のある人も、過ちを犯した人も、みな同じ命の尊さを持つ存在として敬われるということです。
私は、保護司をやっていますが、この二つの言葉は大切な意味を持っていると思いました。対象者を「指導する相手」とだけ見るのではなく、自分もまた多くのことを学ばせてもらっている(相互供養)、相手を一人の尊い人格として敬う(相互禮拜)という姿勢が求められると思いました。
実際には、保護司が対象者を支えているように見えても、保護司自身が人生について学び、人として成長させてもらうことがあります。そこに相互供養の世界があります。また、過ちを犯した人であっても、その人の尊厳を失わずに接するところに相互禮拜の精神があります。
一言で言えば
相互供養 = お互いに支え合い、生かし合うこと
相互禮拜 = お互いを尊い存在として敬い合うこと
どちらも、「人は独立した存在ではなく、縁によって結ばれ、ともに生きる存在である」という仏教の智慧を表した言葉で、宗派は違いますが、親鸞聖人の教えの「同朋(どうぼう)」の精神にも通じると思いました。
法多山は、はっか飴や串団子などのスイーツも有名で、お土産に買って味わってみました。江戸時代から受け継がれてきた食べ物だけあって、どちらも素朴で飽きのこない味わいがあり、気がつくともう一口食べたくなるような魅力がありました。
帰りのバスの中から富士山がきれいに見えました。田園風景も広がっていました。いつまでも平和で、この美しい風景を孫子の世代にも引き継いでもらいたいと思いました。
● 参拝日:令和8年5月27日(水) 7時~18時15分
● 参加寺 45名(宮島バス 横浜市港南区笹下一丁目五番九号)
・宝珠院(富岡) 4名、慶珊寺(富岡) 3名、長生寺(六浦) 1名、東光禅寺(釜利谷) 2名、薬王寺(やこうじ寺前) 6名、寶蔵院(小柴) 5名、光傳寺(六浦) 1名、正法院(釜利谷) 5名、染王寺(ぜんのうじ野島) 3名、禅林寺(釜利谷) 5名、金蔵院(釜利谷) 2名、称名寺(金沢) 2名、持明院(富岡) 2名、龍華寺(りゅうげじ洲崎) 3名、泥牛庵(でいぎゅうあん瀬戸) 1名、(添乗員 1名、バスガイド 1名)
● 行程
・7:00 町屋神社ー能見台 IC—横横道路一東名道・新東名道—森掛川 IC
・11:00~13:00 曹洞宗 可睡斎(かすいさい)参拝と精進料理
・13:30~14:20 高野山真言宗 法多山(ほったさん)尊永寺参拝
・18:15 新東名道—休憩—横横道路—町屋神社
● 見学内容
1.曹洞宗 可睡斎(かすいさい)参拝と精進料理
1)可睡齋の由来
当齋の第十一世仙麟等膳大和尚は、幼い家康公を戦乱から救ったことがあり、後に家康公が浜松城主になった折、報恩のために城へ招かれましたが、なんとその席で居眠りを始めてしまいました。それを見た家康公は、和尚の安らかな親愛の心を悟り、「和尚、睡る可し」(御前で眠っても無礼ではないとの意)と言い、「可睡和尚」と愛称されるようになりました。これにより寺号も東陽軒から可睡齋へと改められ、後に十万石の待遇と徳川幕府最初の僧録司という職も与えられました。
2)火防信仰千三百年の歴史と宗門六百年以上の伝
統を誇る東海屈指の名刹・可睡齋は、秋葉三尺坊大権現様の御真躰を祀る祈祷道場として、また多くの雲水たちが修行する曹洞宗の専門僧堂「禅の寺」として知られています。
一方、春は牡丹・百合、秋は紅葉など四季折々の自然景観が楽しめる「花の寺」としても親しまれているほか、昨今健康食として注目されている精進料理がおいしい「味の寺」としての人気も高まっています。
2.高野山真言宗 法多山(ほったさん)尊永寺参拝
1)法多山 略縁起
法多山は、寺号を尊永寺と称する、高野山真言宗の別格本山です。本尊正観世音菩薩は厄除開運のご利益に霊験あらたかであるとして、古来より俗に厄除観音と呼ばれております。神亀二年(七二五)、聖武天皇の勅命を受けた行基上人が大悲観音応臨の聖地をこの地に探し求め、自ら刻んだ本尊正観世音菩薩を安置したのが縁起といわれています。本尊の霊徳は遠く京都に及び、白河、後白河天皇の勅願あつく定額寺の列に加えられていました。その後今川、豊臣、 徳川等武将の信仰を得て、特に慶長七年(一六〇二)、徳川家康公より五万石の格式を以って遇せられ、一山十二坊の法燈が栄えましたが、明治維新に朱印地返還、十二坊を廃して総号尊永寺と改め今日に至りました。
2)厄除だんご
厄除だんごは、江戸時代、十三代将軍家定公の頃に幕府献上の土産に添えられ、将軍家より「くし団子」と御命名されたことにはじまります。以来一五〇年以上にわたり「厄除だんご」と称され、ご参詣の皆様に親しまれています。「厄除茶だんご」「厄除氷」などご縁日や四季折々限定のおだんごもございます。

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