2022年11月26日土曜日

鎌倉組 第13期 連続研修会 第11回 上正寺(茅ヶ崎小和田)

● 記録:長生寺 門徒 廣瀬隆夫
● 2022年11月26日(土)13時~16時
● 研修生 16名

・開会式13時〜13時30分(開式の言葉、正信偈、浄土真宗の生活信条、前組長橋本さん挨拶、真宗宗歌)

・講義13時30分~14時30分「いのち・平和について 念仏者の視点」高願寺住職:宮本義宣さん

・修了式14時45分〜16時(開式の言葉、修了証・記念品授与、前組長挨拶、恩徳讃、閉式の言葉)

・集合写真撮影

・連絡事項(中央研修について、鎌倉組仏教壮年会連盟について)

■ 講義「いのち・平和について」の感想

※この内容は、お話を聴きして得た私の個人的な感想を書いたものです。

2004年5月に浄土真宗本願寺派(西本願寺)が戦争中に出した戦争協力を指示する通達などを失効させる「宗告」を発布したというお話がありました。そこで、国豊民安、兵戈(ひょうが)無用、兵戈戦恩というお言葉を教えていただきました。仏教が広まれば国が豊かになり、兵隊もいらない、戦争も治まるという意味だそうです。命を大切にする、そのために平和への取り組みの大切さを痛感しました。

戦争という極限状態の中で、ダメだと思ってもそうするしか選択のしようがないことが起きていたというお話がありました。ウイリアム・スタイロン著の「ソフィーの選択」という本の紹介がありました。ソフィーには二人の子どもがいました。ナチの将校がソフィーにどちらか一人の子どもを選べ、そうしないと二人ともガス室に送るという難題でした。ソフィーは悩んだ挙げ句、下の子を選び、その罪悪感で精神を病み一生苦しんだそうです。

ナチの将校は、なんで、このような選びようのない悪魔のような難題を出したのでしょうか。

一定の条件下では人間には冷酷で非人間的な行為を行うということを証明した実験があるそうです。アイヒマン実験では、電気ショックを与える想定のもとで行われ、電気ショックで学習者に苦痛を与えることが分かっていても、権威者からの命令があると、40人のうち26人が服従してしまうことが明らかになったそうです。人間にはこういう弱さがあるのです。親鸞聖人の言われる凡夫を思い出しました。

鉄腕アトムというマンガでは正義のヒーローのアトムが悪事をはたらく人を倒すというストーリーです。今は、ワンピースというマンガが流行っているそうです。ワンピースの主人公は海賊です。いろいろな人たちと関わり仲間になりながら冒険をしていく話です。そこには、悪も善もありません。時代とともにヒーローの考え方が変わるのです。正義は、太陽のように一つではなくて、星のようにたくさんある。ウクライナとロシアが戦争をしていますが、どちらが悪いのではなく、両国のそれぞれの正義感のために戦っている、そんなことも考えました。

戦争は、国と国との戦い、殺し合いです。それ自体が犯罪なのに、戦争犯罪というやってはいけないルールがあるというのです。戦争でやって良いことがあるというのは大きな矛盾です。

世の中は矛盾や理不尽に満ちています。コンピュータが扱うデジタルのように簡単に白黒と解決できるものは少ないのです。そのような世界で宗教が担うこと、念仏者だから出来ること、私が「何をなすべきか」ということは、事実から目をそらさず、真実に自らを問うていきながら「自責の念」に押しつぶされそうになっていく人にどこまでも寄り添い、声にできない嗚咽を自分の耳で聞いていくことしかできない、というお話に感動しました。親鸞聖人の言われる聴聞とはまさにこのことかと思いました。

聴聞を辞書で引いてみますと、聴くは、「聞いた内容を理解してそれに応じる」、聞くは「特に注意・関心を持って聞いたわけではないが、なかば自然に耳に入ってくる」と出ています。能動的に聞いて共感するのが聴くで、その言葉を自然に受け入れるというのが聞くと理解できます。「押しつぶされそうになっていく人にどこまでも寄り添い、声にできない嗚咽を自分の耳で聞いていく」とは、まさにこのことなのでしょうね。正しく聴聞ができれば争いごとはなくなっていくのではないかと思います。

今回の最後の連研では、平和について、いろいろなことを考えさせていただきました。ありがとうございました。










2022年10月2日日曜日

2022年度鎌倉組仏教壮年会理事会 10月

■ 日時場所:2022年 10月2日(日)15時〜17時 長生寺 寿楽会館2F

■ 参加者:黒川さん(長生寺)、井手さん(上正寺)、高橋さん(光明寺)、安藤さん(東福寺)、田中さん(西恩寺)、廣瀬(長生寺)

◾️ 議事内容
① 東京教区仏教壮年連盟 第二回理事会の報告(安藤さん)
・教務所長就任・退任について
・親鸞聖人御誕生850年、立教開宗800年慶讃法要(2023年4/15〜16実施)
・協議事項(理事研修会、オンライン研修会、仏壮通信、次年度仏教壮年会連盟理事選出について、第3回理事会について

② 鎌倉組仏教壮年会の今後の活動
・2022年度のボーリング大会は中止とする
・2023年6月に総会を実施する(コロナ禍明けのリスタートとして位置づける)
・総会では、初心に戻り、鎌倉組仏教壮年会発足時の思いを伝えていただく
・鎌倉組仏教壮年会に参加していない寺院を訪問して住職に理解していただく
・連研参加寺院を優先して訪問を実施する
・11/26の連研修了式に参加寺院にお話をする

◾️ 次回の理事会
・11/20(日)15時から長生寺で実施
・寺院訪問の内容、忘年会について

以上

2022年8月15日月曜日

正調 炭坑節

月が出た出た 月が出た(ヨイヨイ)
三池炭坑の 上に出た
あまり煙突が 高いので
さぞやお月さん 煙たかろ(サノヨイヨイ)

あなたがその気で云うのなら(ヨイヨイ)
思い切ります 別れます
もとの娘の 十八に
返してくれたら 別れます(サノヨイヨイ)

お礼を枕に 寝るよりも(ヨイヨイ)
月が射し込む バラックで
主の腕に ホンノリと
妾しゃ抱かれて 暮らしたい(サノヨイヨイ)

一山 二山 三山 越え(ヨイヨイ)
奥に咲いたる 八重つつじ
なんぼ色よく 咲いたとて
サマチャンが通わにゃ あだの花(サノヨイヨイ)

2022年8月14日日曜日

盂蘭盆会法要 音頭(炭坑節替え歌)2022年8月14日

 

盂蘭盆会法要 音頭(炭坑節替え歌)2022年8月14日
(浄土真宗の真髄が語られています。カラオケは5番までしかありませんのでリピートしてください。壮年会 廣瀬)

① 今日はお寺の 盂蘭盆会(ヨイヨイ)
みんな仲良くナモアミダ
念仏の声も高らかに
ナモアミダブツ ナモアミダ(サノヨイヨイ)

② 私の一丁目一番地(ヨイヨイ)
はかないこの身に我が心
いかり腹立ちそねみにねたみ
わかっちゃいるけどやめられない(サノヨイヨイ)・・・凡夫(普通の平凡な人)の本性

③親という字は木の上に(ヨイヨイ)
立って見守る親心
ナモアミダブツをとなえれば
浄土は私の隣の間(サノヨイヨイ)・・・正定聚

④ 南無は私で信じます(ヨイヨイ)
阿弥陀は無量の智慧と慈悲
仏は私の親様で
六字名号とのうべし(サノヨイヨイ)・・・六字釈(南無阿弥陀仏)

⑤ 月が出たでた ナモアミダ(ヨイヨイ)
お寺の本堂の上に月が出た
あんまり声が高いので
さぞや親様うれしいかろ(サノヨイヨイ)

⑥ 死んであの世にいったなら(ヨイヨイ)
お盆に帰るの三日間
浄土に往生したならば
永遠の命ほとけさま(サノヨイヨイ)

⑦ お盆は歓喜会 仏法を(ヨイヨイ)
しっかり聴聞いたしましょう
信心歓喜の仏縁と
報恩感謝のナモアミダ(サノヨイヨイ)

⑧ 私がとなえるナモアミダ(ヨイヨイ)
私が聞くなれどナモアミダ
往生まかせのお呼び声
そのまま来いよの親の声(サノヨイヨイ)

⑨ 煩悩にまなこさへられて(ヨイヨイ)
摂取の光明みざれども
大悲ものうきことなくて
つねにわが身をてらすなり(サノヨイヨイ)・・・高僧和讃

⑩ 如来大悲の恩徳は(ヨイヨイ)
身を粉にしても報ずべし
師主知識の恩徳も
骨を砕きても謝すべし(サノヨイヨイ)・・・恩徳讃

⑪ ありがたいかな なあ才市(ヨイヨイ)
ありがたい時きゃありがたい
なーともないときゃどぎゃんする
どんぐりへんぐりナモアミダ(サノヨイヨイ)・・・浅原才市

⑫ 一人いてしも 喜びなば(ヨイヨイ)
二人と思え 二人にして
喜ぶおりは三人なるぞ
その一人こそ親鸞なり(サノヨイヨイ)

⑬ ガンジス川の真砂より(ヨイヨイ)
あまたおわする仏たち
夜昼つねに守らすと
聞くになごめる我が心(サノヨイヨイ)

⑭ 十方微塵の世界の(ヨイヨイ)
念仏の衆生をみそなわし
摂取してすてざれば
阿弥陀と名付けたてまつる(サノヨイヨイ)・・・浄土和讃

⑮ ナモアミダブツで夜が明けて(ヨイヨイ)
ナモアミダブツで日が暮れる
念仏三昧ナモアミダ
報恩感謝のナモアミダ(サノヨイヨイ)

【参考】
http://j-soken.jp/?p=8702

2022年6月20日月曜日

長生寺のアジサイがキレイです(2022/06/15)

 
長生寺のアジサイがきれいに咲いていました。花が好きな住職が育てています。コガネムシ対策に苦労しているそうです。(廣瀬)
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2022/06/15/ajisai-2/













長生寺 仏教壮年会 総会実施

 日時:2022年6月19日(土)14時〜15時
場所:長生寺新会館 2階会議室
出席者:北村、黒川、長谷川、福井、廣瀬、木村、六浦弓丸、六浦真奈美(敬称略)
欠席:
徳井、渡邉、小山、日高
議事内容:
■ 議題1 2021年度決算報告
■ 議題2 2022年度決算報告
・コロナ禍で活動を停止していたが2022年度からは、平常に戻していく。
・9月からたしなみ法座が始まるで、同じ日に15時から定例会を行う。
・9/10、11/12、1/14、3/11(いずれも第2土曜日)
■ 任期満了による役員人事(留任)
・会長:黒川孝一、副会長:廣瀬隆夫、会計:日高清之
■ 参考
鎌倉組仏教壮年会連盟の2022年度の活動は停止。

https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2022/06/長生寺壮年会会則20220619.pdf

https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2022/06/長生寺総代会会則20220619.pdf