2023年12月13日水曜日

▶どんぐりへんぐり 浅原才市さん

〜どんぐりへんぐり 浅原才市さん〜

下駄職人の浅原才市(あさはらさいち)さんは、1850(嘉永3)年に島根県の石見(いわみ・大田市温泉津町小浜)で生まれました。浄土真宗の在俗の篤信者の妙好人の一人です。妙好人とは、お念仏をとなえることで、人生を幸福に過ごされた人のことです。才市さんは「口あい(くちあい)」という信心を詠んだ1万を超える詩を残しており「日本的霊性」として鈴木大拙によって世界に紹介されました。才市さんについては紙芝居をご覧ください。このどんぐりへんぐりの詩は、私の菩提寺の長生寺のご住職に教えていただきました。この詩を読んでいますと、阿弥陀さまとともに生きている才市さんの喜びが伝わってきます。(廣瀬)

紙芝居:「妙好人 念仏詩人 浅原才市さん」
※ 才市さんの頭に角がある理由は紙芝居をお読みになると分かります
(出典:観念寺ホームページ紙芝居
★お寺の出前紙芝居の活動についてのご紹介(ムービー13分)

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才市よい うれしいか ありがたいか

ありがたいときゃ ありがたい

なっともないときゃ なっともない

才市 なっともないときゃ どぎゃぁすりゃ

どがあもしようがないよ

なむあみだぶつと どんぐりへんぐり しているよ

今日も来る日も やーい やーい


(超訳)

才市さん うれしいかね ありがたいかね

ありがたいときゃ ありがたい

なんともないときゃ なんともない

才市さん なんともないときゃ どうすりゃいい

どんなことやっても しょうがないよ

なむあみだぶつと どんぐりへんぐり となえているよ

きょうもあしたも ご恩うれしや なむあみだぶつ

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